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執筆者の写真Miwatis Praha

2021年2月21日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年4月14日

保健大臣 規制強化の可能性について言及

チェコとポーランドのスキー場


現行の緊急事態は、2020年2月28日まで(2月14日延長:詳細は2月14日ブログをご覧ください)


2021年2月19日、マスクに関する規定に変更がありました。2月23時0時から店舗、公共交通機関、病院におけるFFP2マスク、ナノ繊維マスク、医療マスク2枚重ねが義務付けられます。ご注意ください。(3-1③をご覧ください)


2020年2月5日(金)より、チェコへの入国規制が強化(4₋1.「チェコへの入国規制」をご参照ください)。


2021年1月30日0時より、接触できる人の制限(一家庭内のみ)、宿泊時の規制など、規制が厳しくなっています(詳しくは、1月28日ブログをご覧ください)。外国人観光客の入国も公式に禁止されました(詳しくは、1月30日ブログをご覧ください)。


12月27日(日)0時00分から、規制レベル5(PES規定5、営業可能な店舗・サービス業日曜日営業可)に変更になりました。(詳細は3-0-1「12月27日導入規制レベル5(主な内容)」、3-1①「新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制」をご覧ください)



<目次>

1.国内コロナウイルス感染状況(データ)

2.今日の動き

2₋1. 感染の様子(PES指標)

2-2. 今日の動き(当日の国内ニュース)

2₋3. PESシステム 各地のリスク指標

2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)

2₋5. 外国の様子

① EU内の感染状況比較(ECDCのデータ 2021年2月18日アップデート

3.国内規制

3₋0₋0. 規制変更内容(2021年2月15日アップデート

3-0-1. 12月27日からの規制レベル5導入内容

3-1. ① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制

② 検閲隔離期間

③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更

4.外国の様子

4₋1. チェコへの入国規定(2021年2月5日アップデート

4-2.各国の感染リスク度表示(2021年2月19日アップデート

4-3.外国渡航に関する情報(2月16日アップデート


1.国内コロナウイルスの状況

・前日の新規陽性者数(今日8時00分におけるチェコ保健省の発表)

2月20日(土)の新規陽性者数:6,755人(1週間前の土曜日より1614人多い)

PCR検査実施数累計:5,128,957件

PCR検査実施数(当日):17,596件

抗原検査実施累計:2,310,762件

抗原検査実施数(当日):17,758件


全検査の陽性率(2月20日現在):37.73%(33.34%*)


予防接種実施数(2月20日)

累計:542,779

昨日の投与数:2,952



・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

2月21日(日)8時00分におけるチェコ保健省の発表

現在の陽性者総数:118,948人(昨日から増加)

治った人の数:1,014,997人

現在の入院患者数:6,021人(前日から345人減)

累計感染者数:1,153,159人

累計死亡者数: 19,214人(前日から120人増)

・入院患者数と重症者数

2月20日(土)現在

入院患者数:6021人(前日の6366人から345人減、6488人から467人減)

(前日の数字が、6366人から6488人へ修正されている)

重症者の数:1301人(前日の1290人から11人増、1301人から16人減)

(前日の数字が、1290人から1317人へ修正されている)


*1週間前2月13日の入院患者数は5635人、重症者の数は1104人だった。

*週末に新規感染者が入院するため、軽症の患者を自宅療養に移すなど、週末前に病床を空ける措置がとられたことが報道されている。

・プラハにおける感染状況

2月20日(土)

新規陽性者数:969人

2月21日(日)8時現在

現在の陽性者総数:14,237人

治った人の数:112,859人

累計感染者数:128,814人

累計死亡者数:1,718人


各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje


2.今日の動き

2-1. 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)による現状

全国の規制レベル:紫(リスク5)

(導入規制は3-0-1をご覧ください)


12月27日(日)から規制がレベル5になった(12月23日政府決定)。


今日2月21日(日)のリスク指標(チェコ全国)は75→

(規制レベル4相当)



2-2. 今日の動き

●感染状況

・過去直近2週間における人口10万人当たりの新規感染者数(チェコ全域)は昨日の1085人から1104人へ増加。


・重症者の数は、昨日の数が1317人でパンデミックが始まって以来最多、今日はそれに続いて2番目に多い1301人となっている。


・R値は昨日同様、1.19。


・現在、直近過去7日間における10万人当たりの新規感染者数が悪い地域は、

タホフ地方(ピルゼン地方)  1461人

ソコロフ地方(カルロビ・バリ州) 1261人

ロキツァニ地方(ピルゼン州) 1080人

●今後の規制強化の可能性

 今日、ブラトニー保健大臣は、記者団に対し、現在の集中治療室の空床率が15%であるが、1週間前からチェコの感染状況は悪化しており、今後10%になった場合は、更なる規制強化に踏み切ることを伝えた。規制強化内容に関する具体的な内容について発言はなかったが、政府は現在準備を進めていること、医療崩壊した場合は、完全なるロックダウンも行うこと、現在は規制を強化する必要はないが、今後数週間が勝負であることを述べた。

*専門家の間では、感染状況が暴走し始めている(コンバリンカ生物化学者)、英国型変異株との試合は完敗、政府の対応は1か月遅れている(れビーンスキー生物社会プロセスモデリングセンター所長・数学家)、もう時間切れだ(在オロモウツ・パラツキー大学医学部分子・トランスレーショナル医学研究所のマリアン・ハイドゥーフ所長)といった発言が相次いでいる。

https://www.irozhlas.cz/zpravy-domov/marian-hajduch-epidemie-britska-mutace-koronavirus-testovani-karantena_2102191534_tzr

●火曜日からのマスク着用義務

 明後日火曜日から、店舗、公共交通機関、病院においてマスク(FFP2保護マスク、ナノ繊維マスク、2枚重ねの医療マスク)の着用を義務付けることが19日(金)に発表されているが、最終的な内容は明日公表される。ブラトニー保健大臣は、職場、通常授業が開始した場合は高等学校においても義務付けたいとしている。15歳までの子どもは、FFP2マスクの子ども用が生産されていないため、マスクを着用することになると述べている。

 チェコテレビのレポートでは、火曜日から、店舗では、入口付近にて、店員と守衛が監視すること、チェコ産業・観光業協会プロウザ会長は、マスクをしていない顧客の入店を断る権限があるため、政府から要請がある場合は、警察も導入する、と発表している。


 ハマーチェク副大臣(内務大臣)は、FF2クラスの保護マスクの価格が高いために購入できない社会的弱者に対し、国が医療(サージカル)マスク、またはFFP2購入用のバウチャーを提供することについて、現在、内務省と保健省が検討していることを発表した。

●ホームドクターによるワクチン接種

 保健省は、3月1日から、ホームドクター(praktický lékař)でもワクチン接種が受けられるようになるので、予約システム上の予約が可能になることを発表した。

●ワクチンに関するアンケート

STEM/MARK社が、2021年2月15日~18日にかけて、813人を対象に行ったアンケートにおける「欧州医薬品庁に認可されていないロシア又は中国のワクチンを使った予防接種を受けるか」という質問に対する回答は以下のとおりだった。


① ロシア・中国のワクチンどちらでも受ける 10%

② ロシアのワクチンは受けるが、中国のワクチンは受けない 8%

③ 中国のワクチンは受けるが、ロシアのワクチンは受けない 2%

④ どちらも受けたくない 69%

⑤ わからない・興味がない 11%

(チェコテレビ19時ニュース)

●学校用抗原検査の入札

 先週実施された学校用の抗原検査入札について、現在、警察が捜査しており、明日は政府も審査する。抗原検査が入荷せず、検査を実施できない場合は、通常授業は再開されない。今日、バビシュ首相は、すでに実施された入札を取り消すことが可能かわからないが、取り消して、中国メーカーから直接購入するのが良いと述べた。ハマーチェク副大臣(内務大臣、中央危機管理委員会委員長)は、すべて内閣の決定に基づいて行われたと述べている。

●今週末のスキー場

 今週末も、チェコ国内で、多くの人がスキー場へ出かけた。イゼルスキー山地のスキー場では、駐車場が満車になり、多くの人がクロスカントリーを楽しむ様子がチェコテレビでレポートされている。


 ポーランド側では、先週、スキー場閉鎖が解除されたことから、チェコ人もポーランド側のスキー場へ出かけている。チェコテレビのレポートでは、スキー場における規制が順守されていないこと、5人に1人がチェコ人で、スキーリフトに乗るまで30分ほどかかり、社会距離の取らない列に多くの人が並んで待っている様子が伝えられている。ポーランドでは、現在、再度、規制強化が検討されている。

●規制反対のデモ

 今日、バーツラフ広場では、政府が導入している規制(パンデミック法、遠隔授業など)に反対するデモが行われた。


●イギリス、イスラエルのおける規制緩和

 イスラエルでは、ワクチンの第一回目投与を受けている人の数が、すでに人口の半数に達しているため、今日21日(日)より、規制を大きく緩和し始めた。運動場、ホテル、劇場、スポーツ観戦などは、コロナウイルス感染症から回復した人、ワクチン投与が完了している人のみが利用可能としている。

 イギリスも、明日月曜日に、規制緩和プランを発表する。政府は、ワクチン接種希望者(大人)に対する接種を7月31日まで完了する予定。(チェコテレビ19時ニュース)


●英国型変異株の感染期間

 英国型変異株(B.1.1.7)は、他のウイルスに比べて、体内のウイルス量は同等だが、増殖速度が遅く、ウイルスが弱まり、体内に存在しなくなるまでに時間がかかることが、ハーバード大学、エール大学をはじめとするいくつかの機関の研究により明らかになった。チェコでは、2月18日、在オロモウツ・パラツキー大学医学部分子・トランスレーショナル医学研究所のマリアン・ハイドゥーフ所長がツイッターを通して発表した。ハイドゥーフ所長は、感染期間がこれまでの8日から14日になっており、感染力が強い原因は恐らくこの点にあると考えられることから、現行の隔離期間(検疫の時点及び陽性確認後の双方の隔離期間)において、これまでの10日間の3~4日ほどの延長を早急に検討する必要があると訴えている。



2-3. PESシステム 各州のリスク指標(2021年2月21日現在)


リスク指標 規制レベル(相当*)

チェコ全域 75↓  4



2月21日現在の指標75の内訳

絶対値  評価スコア

1103.7 20

802.9 16

1.19 9

44.7% 25

2

0

合計

保健省コメント:リスク指標が長期にわたり、75~80の間で上下している。このことは、現在の状況の深刻さ、リスクを反映している。今日2月21日の指標は、前日から変化なし。


<上記指標の内容 >

1月6日よりPESシステム指標のパラメーターが変更になった。

新しいパラメーターは以下のとおり。(保健省1月7日発表)

① 新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

② 65歳以上の新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

③ R値(簡易)

④ 入院後に感染が判明した件数の割合(過去直近2週間における人口10万人当たり)

⑤ 65歳以上の新規感染者数増加の有無

⑥ 入院後に感染が判明した件数増加の有無



2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (2021年2月21日8時発表のデータ)


 昨日 今日

絶対数 10万人 絶対数 10万人

当たり 当たり

プラハ 6839 516.43 7355 555.4

<中央ボヘミア州>

ベネショフ 902 907.32 926 931.46

ベロウン 450 473.4 517 543.88

クラドノ 1036 622.29 1153 692.56

コリーン 748 728.88 833 811.71

クトナー・ホラ

503 663.34 531 700.27

ムニェルニーク

827 756.62 957 875.56

ムラダーボレスラフ

1018 780.88 1110 851.46

ニンブルク 813 805.86 914 905.97

プラハ東部 1166 629.66 1228 663.15

プラハ西部 1022 684.35 1092 731.23

プシーブラム 602 523.01 671 582.95

ラコブニーク 323 581.33 356 640.73

<南ボヘミア州>

チェスケーブジェヨビツェ

652 332.82 691 352.73

チェスキー・クルムロフ

246 399.64 246 399.64

インドジフーフ・フラデツ

591 651.66 591 651.66

ピーセク 427 596.48 434 606.26

プラハチツェ 165 323.67 169 331.52

ストラコニツェ

311 439.44 313 442.27

ターボル 510 497.1 522 508.8

<ピルゼン州>

ドマジュリツェ

505 813.7 508 818.54

クラトビ 866 1002.26 876 1013.83

ピルゼン北部 784 980.26 822 1027.77

ピルゼン市内 1520 782.38 1607 827.16

ピルゼン南部 523 823.78 561 883.63

タホフ 675 1242.27 794 1461.28

ロキツァニ 499 1011.17 553 1080.06

<カルロビ・バリ州>

へプ 829 904.69 916 999.63

カルロビ・バリ

1035 901.43 1228 1069.52

ソコロフ 1022 1158.57 1112 1260.6

<ウースチー州>

ジェチーン 766 591.31 825 636.86

ホムトフ 539 431.39 610 488.21

リトムニェジツェ

673 562.39 737 615.87

ロウニ 478 551.38 512 590.6

モスト 545 487.88 628 562.18

テプリツェ 668 517.54 683 529.16

ウースチー・ナト・ラベム

590 494.39 630 527.91

<リベレツ州>

チェスカー・リーパ

568 549.85 624 604.07

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

703 775.36 754 831.61

リベレツ 1179 671.31 1232 701.49

セミリ 632 852.94 666 898.82

<フラデツ・クラーロベー州>

フラデツ・クラーロベー

1451 883.23 1532 932.54

イチーン 737 920.73 769 960.71

ナーホト 1008 916.71 1157 1052.22

トルトノフ 1182 1001.88 1174 995.1

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

693 872.98 711 895.66

<パルドゥビツェ州>

フルジム 790 755.16 808 772.37

パルドゥビツェ

1590 906.29 1589 905.72

スヴィタヴィ 447 428.44 460 440.9

ウースチー・ナド・オルリツィー

1168 844.69 1250 904

<ビソチナ州>

ハヴリーチクーフ・ブロト

367 386.66 405 426.7

イフラバ 300 264.02 306 269.3

ペルフジモフ 326 450.89 387 535.25

トシェビーチ 335 302.32 331 298.71

ジュジャール・ナト・サーザボウ

488 413.01 489 413.85

<南モラビア州>

ブランスコ 423 387.59 432 395.84

ブルノ市内 1345 352.7 1280 335.65

ブルノ郊外 861 383.28 821 365.47

ブジェツラフ 531 456.61 523 449.73

ホドニーン 606 393.65 620 402.75

ビシュコフ 532 576.51 540 585.18

ズノイモ 418 365.54 432 377.78

<オロモウツ州>

イェセニーク 107 281.82 139 366.1

オロモウツ 919 390.28 1059 449.74

プロスチェヨフ

375 345.16 402 370.01

プシェロフ 591 456.33 702 542.03

シュンペルク 373 309.76 401 333.01

<モラビア・シレジア州>

ブルンタール 380 414.86 424 462.9

フリーデク・ミーステク

730 340.07 761 354.51

カルビナー 776 315.03 821 333.3

ノビー・イチーン

530 349.66 592 390.56

オパバ 767 435.21 856 485.71

オストラバ市内

825 257.7 881 275.19

<ズリーン州>

クロムニェジーシュ

274 260.1 304 288.58

ウヘルスケー・フラジシチェ

378 265.77 404 284.05

フセチーン 278 193.95 336 234.42

ズリーン 482 251.5 520 271.33



2-5.外国の様子

① EU/EEA及びUKの感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)

及び人口100万人当たりの死亡者(②)

(2020年2月18日アップデート)


2021年6週目(2月8日~2月14日)


チェコの一番状況が悪い。

 ① ②

1.  チェコ 968.13 173.74

2.  エストニア 648.54 61.70

3.  スロベニア  620.70 107.35

4.  ポルトガル 589.92 257.77

5.  スペイン 556.66 134.54

6.  ラトビア 548.57 134.19

7.  スロバキア 519.27 240.02

8.  フランス 398.17 85.52

9. スウェーデン 396.46 20.63

10. マルタ 372.74 50.53

11. ルクセンブルク  353.77 43.12

12. オランダ 289.18 46.93

13. リトアニア 287.89 92.26

14. イタリア 283.10 84.86

15. アイルランド 262.57 129.12

16. ベルギー 240.85 50.08

17. オーストリア 212.44 50.33

18. ポーランド 205.78 96.21

19. ハンガリー 205.63 120.17

20. キプロス 184.35 24.77

21. ルーマニア 171.96 53.96

22. ブルガリア 157.25 83.29

23. ギリシャ 141.54 30.79

24. ドイツ 140.70 95.66

25. クロアチア 128.26 70.23

26. リヒテンシュタイン 110.98 25.81

27. デンマーク 100.28 26.79

28. フィンランド 87.54 7.06

29. ノルウェー 65.86 4.84

30. アイスランド 6.59 0.00


*赤字は先週から増加。



3. 国内規制

3-0-0.  規制変更内容


1.2021年2月14日に発表された規制変更

役所における受付時間:受付時間の制限を解除し、役所にて手続きする申請者が列を作って待たなくてもよいようにする。


② 宿泊施設:これまで、医療従事者が勤務のために宿泊することを認めていたが、今後は、遠距離に入院している家族の同伴などの必要から宿泊することも認める。


③ 図書館:事前予約した本の窓口による貸し出し、借りた本の返却も窓口による返却のみを認め、FFP保護マスクの着用を義務付ける。


④ 学校:試験審査員による試験(高校、コンセルバトワール)の実施を認める。


⑤ 企業の代表機関:企業の代表機関選挙、代表機関会議などの実施を認める(参加は最高50名まで可)。参加人数が10人以上の場合は、保護具(医療用マスク又はFFP2クラスのマスク)を着用し、2メートルの社会距離を保ち、参加者各自が抗原検査を受けることを義務付ける。


3-0-1. 12月27日からの規制レベル5導入内容

12月27日(日)0:00より、PESシステムの規制レベル3からレベル4へ移行した。

政府は、当初の規制レベル5通りの導入とし、例外を認めないとしているが、今回は店舗の日曜日営業が認められている。


主な規制内容は以下のとおり。

・マスクは、屋内及び屋外公共の場所にて着用。

・店舗(スーパーマーケットも含めて、食品、日用品、医薬品等の生活必需品に販売を限定)(人数制限:1顧客当たり15平米)(日曜日も営業)

・屋外マーケット・市場禁止

・宿泊施設閉鎖(チェコ人の観光目的による宿泊は禁止。職業上の目的による宿泊、外国人がチェコに滞在するための宿泊、検疫隔離又は陽性隔離の場合は可)

・レストラン閉鎖(テイクアウトのみ)

・サービス業閉鎖

・外出禁止令(夜9時~翌日朝5時まで)

・集会人数2人まで(家族、勤務先は例外)

・飲酒(公共の場では禁止)

・結婚式・葬儀(参加者15人まで)

・ミサ(参加者数:定員の1割まで)

・学校(新年明けてから遠隔授業。例外:基礎学校1・2年生、幼稚園、特別学校)

・文化的な催し、博物館・美術館・各地の城は閉鎖

・図書館:貸出返却のみ

・プロスポーツ 試合は観客なしで許可

・アマチュアスポーツの試合禁止

・屋内運動場・プール 閉鎖

・屋外運動可(参加者最大2人まで)

・スキー場のリフトは、スキー客の利用禁止。(スキーをしない観光客の利用は可)

3-1.

① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制

*PESシステムは11月13日(金)発表、16日(月)公式有効・導入


<システムの仕組み>

一定のパラメータを使って、リスク指標をスコア制にて計算し、5段階に分ける。

11月16日導入後、1月5日まで、以下の4つのパラメータが使われていた。

 1.過去直近14日間の人口10万人当たりの新規感染者数(0~20点)

 2.過去直近14日間の人口10万人当たりの高齢者の新規感染者数(0~20点)

 3.簡素R値(0~30点)

 4.過去7日間における実施検査数に対する陽性率(0~30点)


しかし、12月18日から全国一斉の抗原検査が開始し、上記指標は現状に見合わなくなったとして、1月5日、新パラメータが発表され、6日から導入された。

新規パラメータは以下のとおり。


① 新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

② 65歳以上の新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

③ R値(簡易)

④ 入院後に感染が判明した件数の割合(過去直近2週間における人口10万人当たり)

⑤ 65歳以上の新規感染者数増加の有無

⑥ 入院後に感染が判明した件数増加の有無


5段階は、それぞれ、

レベル5(76点以上:紫) 危険度高

レベル4(61~75点:赤) 危険度中の高

レベル3(41~60点:オレンジ)危険度中

レベル2(21~40点:黄) 危険度中の低

レベル1(20点以下:緑) 危険度低

各段階の規制は、下記参照。


<各レベルへ移行する場合の条件>

入院患者数が以下の人数になった場合、規制が緩和・強化する。


規制レベル 入院患者数

5 4000人 (集中治療室の患者450人)

4 3000人

3 2000人

2 1000人

1 1000人未満


●新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)各段階の規制は、全㉗項目に分かれている(マトリックス上の表になっている。):file:///D:/Plocha/Downloads/covid-pes-matice-opatreni.pdf

表(マトリックス)は全部で2つ作成され、上記の表(マトリックス1)の他、詳細規定を記入したマトリックス2が今後徐々に発表される予定(→12月22日に保健省サイトに公表。以下参照)



保健省が12月22日に改定したマトリックスは、全部で6つ。

① 総括マトリックス(当初の名称:マトリックス1)

② スポーツ

③ 文化・宗教儀礼

④ 産業・商業

⑤ 学校

⑥ スキー場


*②~⑥は各分野の管轄省庁が保健省と話し合って作成したマトリックス

(PESシステムのPESが犬を意味し、保健省は同システム導入時に名称は「感染状況を監視する番犬」に由来するとしたことから、②~⑥について、一部の専門家からは、番犬の邪魔をする「子犬」ができたと揶揄された)


以下は①のレベル別の規制内容と項目別の規制内容(訳)。


注:以下の規制の中にある「運営上の対策」は、各分野の下位マトリックスに相当する、上記の②~⑥の内容)

注:基礎学校第一段階は、1~5年生、第二段階は6~9年生。


<マトリックス1・レベル別の規制内容>

レベル5(紫)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:2人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人

④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止(規定された例外を除く)

⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)

⑦宿泊施設:制限あり

⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年+特別なケースを除く)

⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)許可、アマチュアスポーツ禁止

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人

⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:閉館

⑭城・歴史記念物:閉場

⑮図書館:非接触による貸し出し・返却

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖

⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト

⑱公共の場所における飲酒:禁止

⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日*・祭日は休店。

(*12月23日政府記者会見にて、ブラトニー保健大臣が、祭日のみとすることを発表している)

⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。

㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査推奨。

㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。

㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

㉕刑務所における面会:禁止

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<スキー場>

宿泊施設:閉鎖

リフト、ゲレンデ、スキースクール、運動場:閉鎖

スキーレンタル:閉鎖(オンライン営業は可)

ロープウェイ:スキー客以外の観光客

(徒歩による遠足、クロスカントリー、スキーアルピニズム)のみ

リスク4(赤)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:6人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大20人

④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止(規定された例外を除く)

⑤自由な移動:夜間外出禁止23時~5時

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*

⑦宿泊施設:制限あり

⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第二段階は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。高校、専門学校、大学は遠隔授業(例外あり)。

⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)許可、アマチュアスポーツ禁止

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大6人

⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

⑫文化関係:観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:閉館

⑭城・歴史記念物:閉場

⑮図書館:窓口による貸し出し(事前予約した本に限定)・返却

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖

⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト

⑱公共の場所における飲酒:禁止

⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。

㉒事業者(製造業・倉庫業):マトリックス2に基づく。検査推奨。

㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。

㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

㉕刑務所における面会:禁止

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<スキー場>

宿泊施設:閉鎖

スキー場:オープン可、但し、社会距離維持のための通路設置。

リフト:スキー客も可、但し、カバーは開けたままにする。

ロープウェイ:スキー客も可、但し、窓を開けて操業。


リスク3(オレンジ)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:屋外50人、屋内10人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大30人

④病院・社会福祉施設の面会:社会福祉施設内の面会は基本的に禁止(規定された例外を除く)、病院の面会規制

⑤自由な移動:制限なし

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*

⑦宿泊施設:制限なし

⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第二段階、高校、高等専門学校は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。大学は基本的に遠隔授業(例外あり)、大学1年生は通常授業。

⑨スポーツ試合:プロ及びアマチュアの試合許可(観客なし、特別対策)

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設は個人競技10人まで、屋外の運動可だが2チームまで。

⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。

⑫文化関係:観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:入場可能人数の25%まで。

⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大10人)

⑮図書館:1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数の50%まで。運営上の対策。

⑰飲食店:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数の50%まで。運営上の対策。

⑱公共の場所における飲酒:制限なし。

⑲店舗(ショッピングモール):顧客一人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。フードコートはテイクアウトのみ。キッズコーナー閉鎖。

⑳小売店:顧客1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。

㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。

㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。検査推奨。

㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。検査推奨。

㉔温泉療養所:運営上の対策。

㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<スキー場>

宿泊施設:閉鎖

スキー場:オープン可、但し、社会距離維持のための通路設置。

リフト:スキー客も可、但し、カバーは開けたままにする。

ロープウェイ:スキー客も可、但し、窓を開けて操業。


リスク2(黄色)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:屋外100人、屋内50人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大50人

④病院・社会福祉施設の面会:社会福祉施設内及びホスピスの面接は制限あり。

⑤自由な移動:制限なし

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*

⑦宿泊施設:制限なし

⑧学校:保育園、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯大学は遠隔授業。

⑨スポーツ試合:観客屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大125人で最大2セクションまで。

⑩余暇のスポーツ:屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。

⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。

⑫文化関係:

観客は座席につく場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。

観客が立つ場合:屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション125人で最大2セクションまで。

座席と立席の双方がある場合:屋外500人/屋内250人。

⑬博物館・ギャラリー:入場可能人数の50%まで。

⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大30人)

⑮図書館:2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。

⑰飲食店:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。

⑱公共の場所における飲酒:制限なし。

⑲店舗(ショッピングモール):顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。フードコート及びキッズコーナーは22時まで。

⑳小売店:顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。

㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。

㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。

㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。

㉔温泉療養所:運営上の対策。

㉕刑務所における面会:運営上の対策。

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<スキー場>

宿泊施設:閉鎖

スキー場:オープン可、但し、社会距離維持のための通路設置。

リフト:スキー客も可、但し、カバーは開けたままにする。

ロープウェイ:スキー客も可、但し、窓を開けて操業。


リスク1(緑)

①マスク着用義務:屋内の限定された場所及び公共交通機関

②屋内及び屋外における集会人数:屋外500人、屋内100人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大100人

④病院・社会福祉施設の面会:鼻・口を覆っている場合(マスク・粉塵マスクなどを着用している場合)に限り、許可。

⑤自由な移動:制限なし。

⑥行政役所の受付時間:制限なし。

⑦宿泊施設:制限なし。

⑧学校:保育園、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯大学は遠隔授業。

⑨スポーツ試合:観客屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大250人で最大2セクションまで。

⑩余暇のスポーツ:屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。

⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。

⑫文化関係:

観客は座席につく場合:屋外2000人/屋内1000人。屋外:1セクション1000人で最大2セクションまで。屋内:1セクション500人で最大2セクションまで。

観客が立つ場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。

座席と立席の双方がある場合:屋外1000人/屋内500人。

⑬博物館・ギャラリー:制限なし。

⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大50人)

⑮図書館:運営上の対策。

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。

⑰飲食店:24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。

⑱公共の場所における飲酒:制限なし。

⑲店舗(ショッピングモール):顧客4人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。

⑳小売店:顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。

㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。

㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。

㉓事業者(事務職・その他の営業):運営上の対策。

㉔温泉療養所:運営上の対策。

㉕刑務所における面会:運営上の対策。

㉖緊急事態の必要性:必要あり。

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<スキー場>

スキー場における制限なし

スキー客は、マスク着用(鼻と口を覆う)及び社会距離維持

<マトリックス1・項目別規制内容>

① マスク着用義務

レベル5.屋内では常時及び屋外の公共場所

レベル4.屋内では常時及び屋外の公共場所

レベル3.屋内では常時及び屋外の公共場所

レベル2.屋内では常時及び屋外の公共場所

レベル1.屋内の限定された場所及び公共交通機関


② 屋内及び屋外における集会人数:

レベル5.2人

レベル4.6人

レベル3.屋外50人、屋内10人

レベル2.屋外100人、屋内50人

レベル1.屋外500人、屋内100人


③ 結婚式・葬儀・宗教儀礼

レベル5.最大15人

レベル4.最大20人

レベル3.最大30人

レベル2.最大50人

レベル1.最大100人


④ 病院・社会福祉施設の面会:

レベル5.基本的に禁止(規定された例外を除く)

レベル4.基本的に禁止(規定された例外を除く)

レベル3.社会福祉施設内の面会は基本的に禁止(規定された例外を除く)、病院の面会規制

レベル2.社会福祉施設内及びホスピスの面接は制限あり。

レベル1.鼻・口を覆っている場合(マスク・粉塵マスクなどを着用している場合)に限り、許可。


⑤ 自由な移動:

レベル5.夜間外出禁止21時~5時

レベル4.夜間外出禁止23時~5時

レベル3.制限なし

レベル2.制限なし

レベル1.制限なし。


⑥ 行政役所の受付時間

レベル5.受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)

レベル4.受付時間を限定。運営上の対策*

レベル3.受付時間を限定。運営上の対策*

レベル2.受付時間を限定。運営上の対策*

レベル1.制限なし。


⑦ 宿泊施設

レベル5.制限あり

レベル4.制限あり

レベル3.制限なし

レベル2.制限なし

レベル1.制限なし。


⑧ 学校

レベル5.遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年+特別なケー

スを除く)

レベル4.保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第

二段階は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。高校、専門学校、大学は遠隔

授業(例外あり)。

レベル3.保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第

二段階、高校、高等専門学校は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。大学は

基本的に遠隔授業(例外あり)、大学1年生は通常授業。

レベル2.保育園、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯

大学は遠隔授業。

レベル1.保育園、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯

大学は遠隔授業。


⑨ スポーツ試合

レベル5.プロの試合(観客なし、特別対策)許可、アマチュアスポーツ禁止

レベル4.プロの試合(観客なし、特別対策)許可、アマチュアスポーツ禁止

レベル3.プロ及びアマチュアの試合(観客なし、特別対策)許可

レベル2.観客屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大125人で最大2セクションまで。

レベル1.観客屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大250人で最大2セクションまで。


⑩ 余暇のスポーツ

レベル5.屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人

レベル4.屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大6人

レベル3.屋内運動施設は個人競技10人まで、屋外の運動可だが2チームまで。

レベル2.屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。

レベル1.屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。


⑪ プール・ウェルネス

レベル5.閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

レベル4.閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

レベル3.人が集会する催しと同規定。

レベル2.人が集会する催しと同規定。

レベル1.人が集会する催しと同規定。


⑫ 文化関係

レベル5.文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。

レベル4.観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。

レベル3.観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。

レベル2.観客が座席につく場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最

大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。

観客が立つ場合:屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクシ

ョンまで。屋内:1セクション125人で最大2セクションまで。

座席と立席の双方がある場合:屋外500人/屋内250人。

レベル1.観客は座席につく場合:屋外2000人/屋内1000人。屋外:1セクション1000人で

最大2セクションまで。屋内:1セクション500人で最大2セクションまで。

観客が立つ場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セク

座席と立席の双方がある場合:屋外1000人/屋内500人。


⑬ 博物館・ギャラリー

レベル5.閉館

レベル4.閉館

レベル3.入場可能人数の25%まで。

レベル2.入場可能人数の50%まで。

レベル1.制限なし。


⑭ 城・歴史記念物

レベル5.閉場

レベル4.閉場

レベル3.人数制限あり(グループあたり最大10人)

レベル2.人数制限あり(グループあたり最大30人)

レベル1.人数制限あり(グループあたり最大50人)


⑮ 図書館

レベル5.非接触による貸し出し・返却

レベル4.窓口による貸し出し(事前予約した本に限定)・返却

レベル3.1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。

レベル2.2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。

レベル1.運営上の対策。


⑯ ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所

レベル5.閉鎖

レベル4.閉鎖

レベル3.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数

の50%まで。運営上の対策。

レベル2.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対

策。

レベル1.24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対

策。


⑰ 飲食店

レベル5.外出禁止時間外のテイクアウトのみ

レベル4.外出禁止時間外のテイクアウト

レベル3.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数

の50%まで。運営上の対策。

レベル2.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対

策。

レベル1.24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対

策。


⑱ 公共の場所における飲酒

レベル5.禁止

レベル4.禁止

レベル3.制限なし。

レベル2.制限なし。

レベル1.制限なし。


⑲ 店舗(ショッピングモール)

レベル5.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列

の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

レベル4.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列

の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店

レベル3.顧客一人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。フードコートはテイクアウトのみ。キッズコーナー閉

鎖。

レベル2.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。フードコート及びキッズコーナーは22時まで。

レベル1.顧客4人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。


⑳ 小売店

レベル5.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列

の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

レベル4.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列

の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

外に待つ人の列を整備。

レベル2.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。

レベル1.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。


㉑その他のサービス業・営業所

レベル5.閉鎖

レベル4.閉鎖

レベル3.運営上の対策。

レベル2.運営上の対策。

レベル1.運営上の対策。


㉒事業者(製造業・倉庫業)

レベル5.稼働上の対策。検査推奨。

レベル4.マトリックス2に基づく。検査推奨。

レベル3.運営上の対策。検査推奨。

レベル2.運営上の対策。

レベル1.運営上の対策。


㉓事業者(事務職・その他の営業)

レベル5.可能な限りテレワーク。検査推奨。

レベル4.可能な限りテレワーク。検査推奨。

レベル3.テレワーク推奨。検査推奨。

レベル2.テレワーク推奨。

レベル1.運営上の対策。


㉔温泉療養所

レベル5.健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

レベル4.健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

レベル3.運営上の対策。

レベル2.運営上の対策。

レベル1.運営上の対策。


㉕刑務所における面会

レベル5.禁止

レベル4.禁止

レベル3.運営上の対策。面会禁止。

レベル2.運営上の対策。

レベル1.運営上の対策。


㉖緊急事態の必要性

レベル5.必要あり

レベル4.必要あり

レベル3.必要あり

レベル2.必要あり

レベル1.必要あり


㉗規制順守チェック

レベル5.警察及び自治体

レベル4.警察及び自治体

レベル3.警察及び自治体

レベル2.警察及び自治体

レベル1.警察及び自治体


規制を遵守しない場合、チェコ警察が、その場で最高1万コルナまでの罰金を科すことができる。

② 検閲隔離期間の短縮

2020年9月1日から、検疫隔離期間が10日に短縮。

③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更

・隔離の規則が2021年2月12日(金)から、以下のとおり変更になった。

・布地で作られたマスク、スカーフ、襟巻で鼻と口を覆っている人が感染者と接触した場合、隔離義務を課す


使い捨て医療用(外科)マスク又は保護マスクを着用している人が感染者と接触した場合、社会距離が2メートル以下であっても、または短時間マスクを外しても2メートル以上の距離が離れていた場合は、(無症状であり、他の感染リスクがないと判断されていることを条件に、)隔離義務を免除する。


<変異株の場合>

・使い捨て医療用(外科)マスク又は保護マスクを着用していても、変異種の感染者と接触した場合は、隔離義務を課す。


・接触後、14日間は健康状態に注意し、症状が出た場合は、ホームドクターに連絡する。


・これまで濃厚接触の時間が15分として規定されていたが、この規定はなくなった。

(新しく感染拡大が始まっている変異種の感染力が強く、15分以下で感染する可能性が高いため)

・衛生局による追跡作業の方法が2020年9月21日(月)、自己追跡(直近に接触した人を衛生局のウェブサイトで自己申告する方法)になっている。


<マスク規定>

人の集まる場所(店舗、公共交通機関、病院)において、2月22日(月)から23日(火)にかけての真夜中0時から、FFP2又はナノ繊維マスクの着用、医療用(サージカル)マスクの場合は、2枚重ねの着用を義務付ける。(2月19日政府決定)

4. 外国の様子

4-1.チェコへの入国規制

●2月5日からのチェコ入国規制(保健省発表)

チェコ保健省は、今日、2月5日から有効になるチェコへの入国規定を発表した。

各国の感染リスク度により、チェコへ入国する際の規制が異なる。

(各国の感染リスク度は、以下の「各国の感染リスク度表示」をご参照ください)


●2月15日より、以下の国からチェコへ帰国するに際し、以下の国における滞在時間が12時間以上になる場合、該当する規制が課せられるよう変更になった。


日本は、濃い赤色の国の取り扱いとなる。


濃い赤色の国(感染リスクの非常に高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

出発前72時間以内に受検したPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、N95、 N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


赤色の国(感染リスクの高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗原検査又はPCR検査。

抗原検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


オレンジ色の国(感染リスク中程度の国)

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗原検査又はPCR検査。

抗原検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


緑色の国(感染リスクが低い国)

当該国からチェコへ渡航する者に対する制限は一切なし。

検査義務なしの必要不可欠な入国は12時間以内である場合のみ許可

(注:2月4日まで24時間だった)

以上の例外:

・国際運送及びトランジット。

・国境を越えて日帰りで通勤する人、国境を超えた外国にいる自分の子どもを交代で世話している人。



4-2.各国の感染リスク度表示

保健省は、2月19日、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2月22日0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

オーストラリア

アイスランド

韓国

ニュージーランド

シンガポール

タイ

バチカン


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) デンマーク

フィンランド

ギリシャ

ノルウェー

アゾレス諸島


赤色の国(感染リスクが高い国)

ベルギー

ブルガリア

フランス(本土のみ)

クロアチア

アイルランド

イタリア

キプロス

リヒテンシュタイン

リトアニア

ルクセンブルク

ハンガリー

マルタ

オランダ(本土のみ)

ポーランド

オーストリア

ルーマニア

ドイツ

スウェーデン

スイス

バレアレス諸島

カナリア諸島


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

2021年2月1日付保健省保護対策(MZDR 20599/2020-51/MIN/KAN) 第III.1項に基づき、欧州諸国及び欧州外の第三国で上記リストに記載されていない国は、新型コロナウイルスに感染するリスクが非常に高い国とする

日本は2月5日から「濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)」となっている。


4-3.外国渡航に関する情報

各国の感染危険度に応じた渡航規制はこちらをご参照ください。

(チェコ語)


隣国がチェコに対して設けている規制

<オーストリア>

・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。

 1月14日(木)から、チェコからオーストリアへ越境可能な場所が17か所に制限され、残りの42か所は防護柵にて閉鎖される。検査・検疫隔離の規定について現行規定から変更なし。

 2月10日から国境を越えて入国する人に対して規制が強化し、日帰り通勤している人に対しても、1週間に1度、7日以内に受けた抗原検査又はPCR検査の陰性結果提示を義務づける。越境前にインターネット上による登録も必要になる。


<スロバキア>

2月17日(水)より、チェコからの入国者に対して入国申告(様式はこちら:http://korona.gov.sk/ehranica)、最低8日間の隔離(自宅待機)、隔離は最低8日目にPCR検査を受けて陰性であれば終了可。日帰り通勤者、学生、芸術家などは、過去直近7日間以内に受けた検査(抗原検査又はPCR検査)の陰性結果を所持すること。スロバキア国内通過(トランジット)と国際貨物ドライバーは検査結果提示が免除される。


<ドイツ>

ドイツは、2月14日(日)から、チェコ及びオーストリアのチロル地方をコロナウイルス変種多発地域に指定し、国境におけるコントロールを強化する。(事実上、国境閉鎖)

 ザクセン地方へは、医療、社会福祉ケア、農業において日帰り通勤している人のみが、毎日検査を受けることを条件に入国許可される。ドイツ側では、一日1000チェココルナ程度の宿泊手当を提供し、ドイツ側での滞在を推奨している。

 バイエルン州への入国制限は、現在、日帰り通勤者は例外になる。同州政府は、被用者の職務が必須であることを述べた使用者の宣言書が提示される場合に例外とすることを決定した。

 チェコ鉄道は、2月14日からドイツ・チェコ間の列車運行を取りやめる。

(国際貨物ドライバー、日帰り通勤者に対して、国境にて検査(結果が出るまで3時間)が行われているため、国境によっては渋滞が発生している)

 

<イギリス>

2月15日から、イギリスへ渡航した場合、ホテルにて10日間の待機(隔離)が義務付けられる。ホテル代は各自負担。



<情報源>

https://www.irozhlas.cz/zpravy-domov/marian-hajduch-epidemie-britska-mutace-koronavirus-testovani-karantena_2102191534_tzr



注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

無断転載をお断りします。

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